
経済学初心者に向けて、身近な事例をもとに経済学の重要な考え方について非常にわかりやすく解説されています。
この本を読むと、誰にでもわかりやすく解説のできる人が本当の学者なのだということがよくわかります。
読むだけで、知識の幅が広がった感じがします。
巻末の参考文献は、次のステップに進みたい人には非常に有益な情報です。
<参考>
・価格
- ムダなものを作らないためのしくみ
- ムダをなくすことに豊かにする方法を考えるのが経済学
・経済成長
- インフレのときは、誰でも給料の総額はアップする
仕事の成果に応じて、給与額も差がつく
- ゼロインフレのときは、誰かの給料が増えると、誰かの
給料が減る
・バイアス
- 少ない経験で全体を理解しがち
- 少数の経験に基づく経験則
・インサイダー取引
- 周囲にインサイダー取引で儲けようとしている人がいる
とき、人々はその場から去ってしまう
- 損をする可能性が高いと判断する
- 善悪ではなく、損得の問題
・株式会社
- オランダの商人たちが、香辛料の貿易リスクを減らすために
集団を形成した
- 17C
- 法律上の人格(法人格)
- 資本金に見合う資産を持ち、財務、資産内容の公開と
引き換えに有限責任を認められ、株主総会で運営される
・経済学の目的
- 国民の幸せの最大化
- 技術を一定にして利益を最大化したい(企業)
- 所得を一定にして満足を最大化したい(国民)
- 資源、労働を所得にして国民の満足を最大化したい(国)
・戦争の経済効果
- 兵器販売、駐留費、維持費
- コンスタントに他国から収入が得られる
・経営学
- 競争させたいのが経済学
- 独占したいのが経営学
・コスト
- 待つ = 非合理的
- 待つ = コストがかかる
・経済学の世界地図
- 新古典派経済学 アダム・スミス ミクロ経済学
- ケインズ経済学 マクロ経済学
- ファイナンス
- ゲーム理論