
自分の特性をフル活用して最大限の成果につなげるという考え方は、誰でも納得のいく考え方だと思います。
これを、個人だけでとどめずに集団に対しても適用して、組織力をアップさせるというのがこの本の主旨です。
メンバの成果が足し算ではなく、掛け算で効いてくるので、メンバ間の関係性が思わぬ相乗効果をもたらすことになります。
チーム自体の人員が少なく、メンバの特性に応じた仕事の割り当てができるかどうかは別の課題として、仮にできる環境にある場合、どのようにチームを運営していくか、かなりエッセンスが凝縮されている本です。
教科書と名づけられていますが、大変読みやすく、コンパクトにまとまっています。
<参考>
・差別化された付加価値
- 個人のパフォーマンス
- 成果主義
→しかし、成果主義も限界に
・社会的手抜き
- 一人当たりの生産性が、組織の大きさに反比例する
→個人の能力向上だけでなく、集団の能力向上も必要
・グループ
- 特定の目的のために集まった人々
- グループの成果は足し算
メンバの頭数に合わせて仕事が割り振られる
・チーム
- 集まった人々がプラスの相乗効果を生む
- チームの成果は掛け算
メンバの特性に合わせて仕事が割り振られる
・ハイパフォーマンスチーム
- 高業績チーム
- このチームで目標達成するという強い意思がある
- 必要に応じて、自分の担当を超える役割を担う
・チームの3つの要素
- ベクトル 方向性
目標だけでなく、ビジョン、バリューも共有
- プロセス 進め方
オペレーションだけでなく、コミュニケーションも考慮
- ヒューマン 構成員
能力、スキルだけでなく、メンバ間の関係性も向上
・スケルトン
- 建物全体のコンセプト、デザイン
- 枠組み
・インフィル
- 建物の中の仕切り
- 自由に想像する部分
・タックマンモデル
- チームがチームになるまでにたどる4つの発達段階
・形成
・嵐
・秩序
・成果
・ソーシャルモデル
- 自己主張の強さ、感情表出の2軸で分類
・友好派(ハト)
・分析派(フクロウ)
・推進派(タカ)
・表現派(クジャク)
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ラベル:書籍
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