この本で一番の発見だったのは、MECEには3種類のパターンがあるという解説でした。
普段、なるべくMECEを意識して情報の整理をしているのですが、いまいち自信がなく、どうすればMECEに分けられるのかわからなかったのですが、3パターンあるということを知ってから、随分と思考が楽になりました。
それ以外にも、要点をうまく抽象化する考え方など、難しいですが重要な考え方を得ることができた本です。
何度も読みながら、徐々に自分のものにしていきたいと思える本です。
<参考>
・MECE
- もれなく、ダブりなく
- Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive
・3種類のMECE
- 要素分解
・全体を構成要素に分ける
- ステップ
・起点から終点まで、時間軸に沿って分ける
- 対照概念
・セットでとらえて物事の全体を把握できるわけ方
・So what?
- 手持ちのネタ全体、あるいはグループ分けしたものの中から
答えるべき問いに照らしたときに言えることのエッセンスを
抽出すること
・Why so?
- So what?した要素の妥当性が、手持ちのネタ全体、もしくは
グループ分けした要素によって証明されることを検証すること
・論理とは
- 問いへの答えを構成する結論と複数の根拠を、縦と横の
2つの法則性で構造化したものであり、3つの要件を満たす
・結論が問いの答えになっている
・縦方向には、当て軸を頂点に複数の根拠がSo What?/
Why so? の関係にある
・横方向には、複数の根拠がMECEな関係にある