2008年02月16日

規模拡大と事業多角化の経営

超経済脳で考える.jpg次の表を見ると、日本全体として、企業の経常利益率は大きくは向上していないことがわかります。

表 売上高経常利益率の推移
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 年度   '00 '01 '02 '03 '04 '05
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全産業   2.5 2.1 2.3 2.7 3.1 3.4
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製造業   3.9 2.8 3.2 3.9 4.8 5.0
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うち鉄鋼業 2.9 0.2 2.3 4.9 9.6 10.6
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うち電気   4.0 0.1 1.7 3.1 3.4 3.9
機械器具
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非製造業  1.9 1.8 2.0 2.2 2.5 2.8
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       (出所) 財務省「法人企業統計調査」

そして、この本に詳細が述べられていますが、日本の企業は、かなり優良企業と言われている企業でも総資本利益率は高くはなく、やはり目立つのはアメリカのインターネット関連の新興企業の躍進で、桁が違います。

日本の企業は、これまで事業の多角化をして規模を広げてきましたが、量的な拡大は重視されても、利益率といった質的な拡大については重視されていないと著者は述べています。

<参考>
・企業の経常利益率
 - 全体としては、大きな変化はない
 - 改善が進んでいるのは、鉄鋼業
 - エレクトロニクスは低く推移

・日本の総合電気メーカ
 - 多数の製品に事業を分散させている
 - 高利益となる製品を持っていない

・アメリカの総合電気メーカ
 - 単品に特化した集中経営
  (シスコシステムズ、インテル、アップル、etc.)

・総資本利益率
 - 新日本製鐵 8.17%
 - トヨタ自動車 5.17%
 - 松下電器産業 1.93%
 - ソニー 1.23%
 - 日立製作所 0.38%
 - マイクロソフト 18.10%
 - グーグル 14.40%
 - アップルコンピュータ 13.50%
 - シスコシステムズ 12.90%
 - GE 2.0%
 - GM -2.40%

 アメリカでは、伝統産業の利益率が低く、
 インターネット関連の新興企業が高い。

 日本はトヨタのような企業でも高くはない。


posted by Cardoso at 23:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済beginners | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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